2012年11月15日

お祭り騒ぎ

産業祭が終わり、ホッと一息つきました。

大多数の方は祭りに来場者としてくるでしょう。
では、出店する側はどのように出店しどのくらいのコストがかかるのかを綴ります。

今回はあくまでもあきる野産業祭に絞った話し。

まずは出店届。
こちらはあきる野商工会に届を出します。
これが9月半ば頃に締めきりなので、約2カ月前に出店するか否かを決めなければいけないのです。

この届には出品する料理・飲み物等のメニューも決めなくてはいけません。
決まりとしては、一店舗につき料理・飲み物は原則1種類ずつ。
特例として現場(産業祭)で一切手を加えず販売できるものは複数でもいいのです。
例えば飲み物は1種類だけど、缶ジュース・酒などは手を加えることなくそのままお客さんに出しますから複数出してもOK。
料理も同様で、あきる野夏祭りにおけるウチを例に挙げれば、豚バラは現地加熱料理なので一品目。
それと一緒に出していた燻製チーズ・玉子は商標登録してあるもの(成分表が記載され認可されている)なので幾つ置いても良いのです。

法の抜け穴というわけじゃないけど、現地調理でも複数出す事が可能な料理があります。
例えば、出品料理を「おでん」「焼き鳥」で申請したとしましょう。
おでんも焼き鳥も、それぞれの括りの中で色んな商品がありますね。
おでんで大根しかありませんなんて考えられないし、焼き鳥でもネギマだけなんてのはあり得ません。

そして出品する料理にも色んな制約があります。
去年、保健所とモメにモメた麺類は焼そばでないとダメとか 以下参照
http://quarantuno.sblo.jp/article/49938517.html
その中で出品する料理を考えて届を出す。
お米類は基本ダメなんだけど、営業許可施設で調理が完遂しパック詰めしたものならギリOKとか、出店する側も売上あげるのに色んな知恵を使って出すんですね。
これはいいとか悪いとかじゃなく、そうしないと祭りが同じものしか出せなくて特徴が全くない平凡なものになる。
モータースポーツで言えばF1におけるダブルDRSやコアンダエキゾースト、WECのトヨタ車のトリプル・リアウィング、スーパーGTのフロント・フェンダーウィングなどなど。
え?何言ってるかわかんないって?知るかボケ!

料理を決めたら、それを調理する機材も手配しなければいけません。
料理で商売している人もしていない人でも屋外調理器具をもっているとこはごく稀。
なのでレンタルする機材もピックアップして早めに予約を入れとかないと開催期日が迫って来てから大わらわになる。
ホットプレート等の電気調理器を複数使う場合は発電機もレンタルしないといけない。
これは一区画の電力使用量が決まっている為。(少々のオーバーなら追金で可)
出店側にとって機材レンタルが実は一番頭が重い。
去年までは福生の田園辺りにダスキン・レントオールがあったんだけど、不景気の為に閉店してしまった。
なので、この辺ではムラウチ・ジョーシン電気の近くまで借りに行かないといけない。
料金は1日計算なので、本来なら土日の2日分で収めたいとこだが、産業祭の開始時間や搬入時間に制限があるので、前日金曜から借りないとまず間に合わない。
焼き鳥を焼くロースターなんかは1日2万〜3万。
準備の為に1日分余計に払わなければいけないのがイタイ。

そして当日にもやること考える事はいっぱい。
祭りには欠かせない声だしは人で賄うから、ある程度の人手がいる=人件費が結構かかる。
材料費も同様で、祭りは基本薄利多売がモットー。
ウチの豚バラも普通に店で食べれば700円はとるけど、それを400円で出してるんだから大変です。
周りも薄利多売でやってるから店と同じ価格で出してたら売れないし、売れ残る方がダメージがデカイ。
ラスト30分の投げ売りをするくらいなら最初から激安価格で売りきる方が翌年に繋げるイメージアップになります。

そして終われば終わったで、従業員さんのねぎらいで打ち上げもする。
ウチはできなかったけど、みんな仲間内で運営したりするから、終わったら飲み会に突入てのが基本。
頑張ってくれた方達のねぎらいで全国チェーン居酒屋と言う訳にはいきませんから、焼肉か寿司てのが定番。

そうして、出店料・機材レンタル料・人件費・材料費・打ち上げ費用と合算していくと、何だかんだでトイトイていうのがほとんど。
あくまで祭りですし、接客マナーなんかに注意せずに運営しますから、利益はハナから求めてはいけない風潮もあります。
祭りてのは地元の活性化が一番の目的ですから、地元の活性化にボランティアしてるくらいの気持ちで皆が参加しています。
華やかに見えて金もそこそこ動く祭りの実情はこんなものです。
なので皆さん、祭りの際はケチケチせずバンバン使って下さい。
売る側も買う側も盛り上がんなければ祭りが成立しませんから。



posted by 41 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理あれこれ