昨日23日(土)はありがたいことに昼・夜それぞれ貸切パーティでございました。3月23日というこよみに土曜日であることも重なってか、実はこの日はパーティ予約を3件お断りしています。店の規模的に16人程で実質、貸切状態になりますから(ホールで着席・奥のパーティルームは荷物置き)16人以上の御予約であれば、その時点でウチはそれ以上のお客さんを入れる事ができません。
全国的に3月22日は卒園・卒業式のようでして更に言えばお彼岸の延長戦(?)も絡んでますから、知り合いの店に聞いてみるとやはり、貸切予約を受けた上で他にもパーティ予約のお問い合わせがあったみたいです。どんな仕事にも言えますがオールシーズンを通して平均的に仕事・事業をこなせる業種は一握り。飲食業に卒業・卒園絡みのパーティがあるなら教育現場でも1年のクライマックスがくるわけです。今まで4年間の3月23日付近・週末で売り上げを調べてみると、全て貸切パーティが入っている。面白いのは週末でも金曜が集中してる年もあれば土曜日に集中してる年もありました。現に今月22(金)と24(日)は予約は入っていないのです。先週と来週の土曜(16・30)にも予約はなくて、まさにピンポイントで予約が集中しています。
本来なら予約がいつでもとれない店にしなくてはいけませんが、競争社会ゆえ全ての飲食店が大繁盛とすることはできません。前述したように年によって予約が集中する曜日が違うのであれば、お客さんが団体・貸切予約をとりたいと思った日程そのものが全国的に飲食店へと人が動く日といえます。例えば自分の贔屓にしている店があって「ある日にみんなで集まろう!」と思ったら「あの人はイタリアン好きそうじゃないなぁ」とか「人数の見立てがつかないからある程度参加希望が集まってから」などと迷っていたら結局予約がとれず、ようやくパーティ予約がとれても店がイマイチ(料理だったりサービスだったり)だったら参加者からのバッシングは避けられません。
いつ予約取るの?
おあとがよろしいようで……
2013年03月24日
2013年03月21日
向日葵
ここんとこ、ブログ更新が週一になっちゃってます。
ネタが無い? ノンノン……
店が忙しい? ノンノンノン……
彼女出来た? ノンノンノンノンノン……
いや、最後のやつはハッタリかまそうかと思いましたが、あまりにも切ないので止めときました。
自分が参加している青年団の事業がいよいよ始動し、各所・各人・各地に奔走しており今月がヤマ場だったのです。
去年も当ブログで告知をした「ひまわりプロジェクト」です。
どのような事業かを、ダイジェスト編集した動画を貼り付けますので、どうぞご覧になってください。
(歌がバックに流れますので音量に注意)
基本の流れは動画のとおりになります。
この動画を見て「参加してみようかな?」と思ってくれましたら、下の画像をプリントアウトして頂きFAXもしくはアドレスに送信ください。
尚、参加料自体はかかりませんので、御家族・御友人と一緒に街中をひまわりで華やかにするプロジェクトを盛り上げて頂けないでしょうか?
是非とも、よろしくお願いします。
それと御参加頂ける方、画像には説明会が4月7日となっておりますが4月14日の間違いです。スンマセン。
ネタが無い? ノンノン……
店が忙しい? ノンノンノン……
彼女出来た? ノンノンノンノンノン……
いや、最後のやつはハッタリかまそうかと思いましたが、あまりにも切ないので止めときました。
自分が参加している青年団の事業がいよいよ始動し、各所・各人・各地に奔走しており今月がヤマ場だったのです。
去年も当ブログで告知をした「ひまわりプロジェクト」です。
どのような事業かを、ダイジェスト編集した動画を貼り付けますので、どうぞご覧になってください。
(歌がバックに流れますので音量に注意)
基本の流れは動画のとおりになります。
この動画を見て「参加してみようかな?」と思ってくれましたら、下の画像をプリントアウトして頂きFAXもしくはアドレスに送信ください。
尚、参加料自体はかかりませんので、御家族・御友人と一緒に街中をひまわりで華やかにするプロジェクトを盛り上げて頂けないでしょうか?
是非とも、よろしくお願いします。
それと御参加頂ける方、画像には説明会が4月7日となっておりますが4月14日の間違いです。スンマセン。
2013年03月17日
〇〇デビュー
信じたくなかった……
疑いたくもなかった……
自分の身に降りかかるなど
夢にも思わなかった……
オレだけは違うと確信していた……
世界に70億の人間がいて
70億分の1だと言い聞かせていた……
でも、ヤツにはオレの事情など知ったこっちゃないのだ……
そしてオレはヤツに取りこまれてしまった……
そう……
アイツの正体は……
はぁ〜〜、ついにデビューしちゃいましたよ。
毎年春先になるとビクビクして「オレだけはかかりませんように!」と思ってたのに。
いや別にね、今まで花粉症の方達を見ていて他人事とは思ってませんでしたよ。以前の勤め先でバイトの子が「今日は花粉が凄まじくて仕事にならないから休ませてほしい」と言われても、ちゃんと信じてましたから。
ボクは元々アレルギー性鼻炎で年中鼻水は出るんだけど、鼻炎なんだから花粉症のダブルパンチはまさかないだろうって。もしなったら神も仏もいやしませんって。さらに言えば、ボクは生まれつき鼻腔(鼻の穴の通路)がヘンテコな形状で鼻呼吸が出来ず、鼻腔を拡大する手術をしてるんですよ。みなさん、どんな風に手術するか知ってます?話を聞くだけで震えが止まらない、それはそれはおぞましい術法です。なので、ここには綴りませんが興味のある人は店でボクに聞いてみて下さい、きっと食欲がなくなりますから。でも売り上げが無くなっちゃうから聞かない方が良いです……。
花粉症になりかけの人って「いや花粉症とは認めない!」「今日は全国民が鼻水ズルズルでしょ!」と色んな言い訳をまるで浮気がバレた亭主の如く、ありとあらゆる言葉を巧みに使い何とか現実から逃れようとするもんです。ですがワタクシは即!認めました。何ら抵抗する事無く、アッサリと敗北宣言です。漢(おとこ)のプライドなんてもんは必要ナシ!
でも、ヘビーな人程は酷くはないんですよね。気ィ許してると鼻水が垂れてくるとかのレベルではないし。鼻は元々アレルギー鼻炎だから我慢できるけど、とにかく目が痒くて仕方がないんです。
来年はかかりませんようにっ……って、一度かかったら卒業できないんだよね。今まで四季の中で夏が一番キライだったけど、たった今から春がダントツにキライになりました……
作業が立て込んでれば気にはならないから、そもそも花粉症じゃない?と思ったりもしますけど……
あ〜〜、鼻と目がツラくなってきた……てことで、終わり。
疑いたくもなかった……
自分の身に降りかかるなど
夢にも思わなかった……
オレだけは違うと確信していた……
世界に70億の人間がいて
70億分の1だと言い聞かせていた……
でも、ヤツにはオレの事情など知ったこっちゃないのだ……
そしてオレはヤツに取りこまれてしまった……
そう……
アイツの正体は……
花
粉
症
!
はぁ〜〜、ついにデビューしちゃいましたよ。
毎年春先になるとビクビクして「オレだけはかかりませんように!」と思ってたのに。
いや別にね、今まで花粉症の方達を見ていて他人事とは思ってませんでしたよ。以前の勤め先でバイトの子が「今日は花粉が凄まじくて仕事にならないから休ませてほしい」と言われても、ちゃんと信じてましたから。
ボクは元々アレルギー性鼻炎で年中鼻水は出るんだけど、鼻炎なんだから花粉症のダブルパンチはまさかないだろうって。もしなったら神も仏もいやしませんって。さらに言えば、ボクは生まれつき鼻腔(鼻の穴の通路)がヘンテコな形状で鼻呼吸が出来ず、鼻腔を拡大する手術をしてるんですよ。みなさん、どんな風に手術するか知ってます?話を聞くだけで震えが止まらない、それはそれはおぞましい術法です。なので、ここには綴りませんが興味のある人は店でボクに聞いてみて下さい、きっと食欲がなくなりますから。でも売り上げが無くなっちゃうから聞かない方が良いです……。
花粉症になりかけの人って「いや花粉症とは認めない!」「今日は全国民が鼻水ズルズルでしょ!」と色んな言い訳をまるで浮気がバレた亭主の如く、ありとあらゆる言葉を巧みに使い何とか現実から逃れようとするもんです。ですがワタクシは即!認めました。何ら抵抗する事無く、アッサリと敗北宣言です。漢(おとこ)のプライドなんてもんは必要ナシ!
でも、ヘビーな人程は酷くはないんですよね。気ィ許してると鼻水が垂れてくるとかのレベルではないし。鼻は元々アレルギー鼻炎だから我慢できるけど、とにかく目が痒くて仕方がないんです。
来年はかかりませんようにっ……って、一度かかったら卒業できないんだよね。今まで四季の中で夏が一番キライだったけど、たった今から春がダントツにキライになりました……
作業が立て込んでれば気にはならないから、そもそも花粉症じゃない?と思ったりもしますけど……
あ〜〜、鼻と目がツラくなってきた……てことで、終わり。
2013年03月10日
70億分の3
世界三大自動車ショーといえば、北米(デトロイト)欧州(ジュネーブ)アジア(上海)。かつてバブルで浮かれきっていた頃は上海の代わりに東京でした。この3大ショーでもとりわけ自動車メーカーが威信をかけるのはジュネーブ。自動車発祥の地は欧州ですから欧州での最大モーターショーに力が入るのは当然。先週頃から始まりました、ジュネーブはここ近年では類を見ない程にスーパーカー(系)の新型車がワールド・プレミアされました。その中でも超ド級な1台がカウンタックを世に送り出したランボルギーニから発表され、あまりに衝撃があるが故にクルマに関連の無いサイトでも紹介されるほどです。
全然関係ないけど超ド級というのは、第二次大戦時に戦艦のクラス(番付みたいなもの)を表すのに用いられた表記。その当時で最大級の戦艦がイギリスのドレッドノート級であり、これを超えるサイズの戦艦が超ド級と呼ばれ戦艦・大和(武蔵)は超ド級のなかでも最大だったのです。だからクルマのような小さな個体を超ド級というのは論理が破綻しております(笑)
前述したように色々なサイトで紹介されてますから御覧になった方も多いかもしれません。ですが仕事が年度末で建てこみまくりネットを見る暇も無い方もいるかもってことで画像を載せます。その恐ろしくカッコイイ姿を小さい画像で見せたくないので、ダウンロードしたものを縮小せずに載せました。その関係で画像を開くのに重くなるのをご承知ください。
といきたいとこですが、まずはランボルギーニが発表するんじゃないかと噂のあった2台をご紹介。
クルマ好きなら分からないハズがない「ミウラ」ですが、これは7年前に発表されたコンセプトカー。今回はランボルギーニ50周年モデルなのだから、ランボルギーニ初のスーパーカーが現在にオマージュされるんじゃないか?なんて噂もありました。
つづいてコチラは「ガヤルド」ベースの「セスト・エレメント」。ガヤルド・ベースでありながら車重が1t切りのサーキット専用車として発表されたんですが発売されているのか情報が掴めず、これのロード・バージョンが出るんだろうとも噂されておりました。事前にランボルギーニから発表されていたティーザー画像(チラ見せ画像)でもセストと同形状なヘッドライト発光パターンが公開されていたのもあるでしょう。
勿体ぶりましたが、話題の「ランボルギーニ・ヴェネーノ」をどうぞ!
ウッヒョー!カーッチョエエッッッ!!!
なんですかこの造形は!よくぞ、こんなの作ったもんですよ!フロントウィングの造形なんてF1とWECカーを足して2で割ったような、まるでミニ4駆が実車になっちゃいました!みたいな感じ。
サイドビューも素晴らしい!フェンダーを良く見て下さい。そうです!あのカウンタック・フェンダーですよ!実用性を考慮してVW・アウディに吸収されてからのモデル(ムルシェラゴ・ガヤルド・アヴェンタドール)では採用されなかったアレです!いやー分かってるなぁ。
リアビューもカッコ良すぎてため息が出ます。最近のF1やWECカーのルーフからのシャークフィンと合体したエアロダイナミクス・トレンドのリアウイング。ディフューザー内に埋め込まれたマフラー出口やディフューザー本体にテールランプ。全てのパートに非の打ちどころがない。
真上から見てもカッコイイ!上から見てカッコイイ車なんて中々存在しませんよ!
ところでこの「ヴェネーノ」のお値段は3億6千万!消費税(5%)だけで911GT3を買えちゃいます!ですが生産台数は僅かに3台!世界人口は約70億人ですから約23億人に一人しか買えません!ちなみに世界のビリオネア(資産1000億以上)でも約1200人いますから、ビリオネアの中でも400人に1人しか買えない。実際、ヴェネーノが届く人って「こち亀」の中川と麗子に「ドラえもん」のミリオネヤ・カネダ(アメリカ在住の大富豪・スネ夫のお父さんの友人)くらいでしょ(笑)現実には北米・欧州・中東に1台ずつの配分ですかね。中国はまだ顧客の歴史が浅いから割り当てはないでしょう。でもこのルックスで世界に3台という超プレミアを考えれば3億6千万も安く感じますね。仮に盗難されても世界に3台しかないんだから、すぐにアシはつくでしょうしセキュリティもいらんよね。
同じショーでフェラーリからも「エンツォ・フェラーリ」の後継モデルである「ラ・フェラーリ」が発表されましたがコチラは499台でお値段1億2千万(半端な数字なのは1台をフェラーリで所有するから)。計算がメンドイので500台だと売上額は600億(発表される前から完売している)なのに、ランボルギーニ・ヴェネーノは約11億。もともと打倒フェラーリで立ち上げたランボルギーニの「台数売りゃいいってもんじゃない」意地みたいなものを感じますね。
はやいこと1/18サイズで出てくんないかなー。意外と超プレミアモデルはミニカー化されるのが早いんですよね。初秋辺りには出るかな?
2013年03月03日
心のバリア・フリー
先日、特別支援学校の生徒さん、いわゆるしょうがいしゃですがウチでインターンを行いました。そこに至った経緯を綴ります。
渋谷で働いていた頃に某特別支援学校からインターンの依頼がきてMちゃんという子がやってきました。Mちゃんは軽度の知能障害ですが、よほど勘の鈍い人でない限りは「しょうがいしゃ」と分かる子です。後にMちゃんは一緒に働く事になります。Mちゃんは教えた事はキチッとしないと気が済まない子であり、サラダの盛り付けなんかだとボクの方がMちゃんに怒られるくらい。大体言われるのは「汚いよキイロマン!」でした(笑)賄いも一緒に食べて時には一緒に電車で帰ったり(付いてくんな!と言われましたけど)
しょうがいを持つ子と共に仕事をしていく中で、いずれ独立したらしょうがいを持つ子達で店を作り上げたいと思うようになり、独立する前からしょうがいしゃを支援する団体などとも相談をし独立に至りました。しょうがいしゃがホールに出るイタリアン……こんな店どこにもないだろうし誰もやらないだろう…じゃあ自分で作る!独立するのは自分の我儘を押し通す為だけど、しょうがいしゃをスタッフとして…それも我儘の一つです。ちなみに開業資金を融資してもらう際に計画書を提出するんですが、そこにもしょうがいしゃを雇用する云々を書いてあります。
いきなりしょうがいしゃを雇っても店の運営がダメなら共倒れになり、職を得たしょうがいしゃにもまた厳しい職探しへ送り出さなければいけなくなります。なので3年くらいかけてじっくりと地盤を作らなければいけない。地盤の中には顧客も含まれます。いくら金を出してくれても、しょうがいしゃを蔑視するゲスな心の持ち主が常連になっても困る。ウチが全く宣伝もせずオープンして、オープンしてからも特に広告をうたないのもそれが大きなウエイトを占めます。寂れた商店街とはいえ駅近の立地で低価格なのですから、若いゴロツキが自分達の縄張り化してタムロされる可能性もあったので外にメニューも出さずに、入るのに勇気がいる店の雰囲気をあえて出しました。それが原因で未だに何屋だか分からないし、ウチから100mも離れていない家の方もウチを知らないという状況なのですが…その甲斐あってかかどうかは分かりませんがウチの常連さんは心の広い人ばかりで感謝につきます。
途中、大震災の影響もあり消費がガクンと冷え込んで当初の計画よりは1年遅れてしまいましたが、去年の初夏に某特別支援学校の学校公開に行きました。そこで進路指導の先生とお話をさせて頂いて「まずはウチで生徒さんのインターンをさせてほしい」と伝えました。月日が過ぎ年を跨いだ1月終わり頃に待ち望んでいたインターン依頼がきました。そして冒頭のインターンを先日行ったのです。
普段のランチは暇な事が多すぎるのでインターンするにも仕事がなきゃ意味がない。ってことである程度お客さんが来るように近隣の方・友人・しょうがいしゃの娘さんをもつお母さん等に事情を説明して協力を仰ぐ事に。あらかじめ料理内容を伝えておき台本通りに料理を注文するといった段取り。
当日昼前にインターンの生徒さんと引率の先生が来店。生徒さんは見た目は今時の女子高生と何ら変わらないが読み書きは苦手。今までのインターン歴だとファミレスやパン屋さんに行った事もあるのだがあくまでも裏方作業。今回の様なお客さんの前に出るというのは初めて、というか学校全体でも初めてだそう。
ところでウチをご利用頂いている方なら気付いている人もいると思いますが、ウチのテーブル(ホールのね)はカラーテーマで区別しています。赤・青・緑の3色だけだけどテーブル上の小物や灰皿などで色を設定している。さらにはソフトドリンクのカップもテーブル色に対応したものを用意している。これはしょうがいしゃが料理などを運ぶ時に「これは青テーブル」「これは赤テーブル」というように簡単に識別できるようにする為。番号よりは色の方が分かりやすいと思ってオープン時からやっているんです。今回は2種のランチプレートを注文してもらうように段取りましたがプレートも3色のプレートを用意してあります。つまり青プレートの料理は青テーブルとすることで自分にも働くしょうがいしゃ(予定)にも負担が無いシステムにしてるんです。少なくとも4年半前のオープン前からこのシステムは考えてありました。
そうしてインターンが終わり生徒さんに「どう?もう一回やってみる?」と訪ねましたが、やはり裏方作業の方がいいみたい。ボクが料理を作っている時はジッと見てたから作る方が好きなんだろうな、こればっかりはしょうがありません。でも人と接する事が大好きなしょうがいしゃもいますし、特別支援学校さんには「これからもインターンさせてほしい」とお願いしました。その中でウチの希望にピッタリな子が現れれば何とかその子を雇用したいし、しょうがいしゃをウチのような業態で雇用する事でしょうがいしゃの子を持つ親御さんも親子揃って外食することができるようになる。それもいいかげんでない、ちゃんとしたイタリア料理を楽しむ事が出来る。今回の子に話を聞くとイタリアンが好きだけど外に食べに行った事が無いんだそう。親御さんもやはり引け目や周囲の目は気になるはずです。そんな悩みもウチなら解決できます。
来店依頼した方の中でしょうがいしゃの子を持つお母さんが2人来てくれました。うち一人は子供と一緒です。今回の子と先生にも賄いという形でウチの料理を食べて頂きましたが生徒さんも子供も「美味しい」と残さず全部食べてくれました。聞けば「普段の給食は半分くらいしか食べないのに」とのこと。健常者に比べれば感情が表に出てこない子達でも素直に「美味しい!」といって食べてくれる。これだけで今回のインターンは成功ですよ。料理で飯を喰うのはどんなにカッコつけたって欲望商売であり水商売なんです。欲望商売でもチッポケでも社会貢献できたかなと思った瞬間でした。
しょうがいしゃが客前にでるのは日本では異例ですが北欧では当たり前だったりします。社会全体がしょうがいしゃを温かく迎えている人間性の表れであり素晴らしい社会です。サービス王国・日本ではしょうがいしゃが料理を運んでくることやレジ打ちすることに嫌悪感を抱く心無い人もいるでしょう。大震災で世界中から称賛を浴びた日本人ではありますがネットの掲示板を見ればしょうがいしゃを蔑視する書き込みも多く吐き気をもよおすほど。なぜコイツらは五体満足・健常で生まれた事を当たり前と思えるんだろう。
自分をとりまく環境でしょうがいしゃと関わる事は意外に多い。それは知人が軽度のしょうがいしゃであったり、しょうがいしゃの子を持つ親御さんと知り合いだったり、親戚にもしょうがいしゃがいるし、Mちゃんと出会ったこともそうだし、常連さんで養護施設のお医者さんがいたり、友人がしょうがいしゃ団体へ寄附するためにノーギャラでチャリティー大会を開いたり、お客さんの娘さんが特別支援学校の先生になるべく国立大に合格したなど……人と人の出会いは運命で決められているってのがボクの持論。前述した人達と出会い再会したのも運命なら、しょうがいしゃと共に店を盛り上げていくのもボクの運命だと実感しています。
今、インターンを行っている生徒さんの誰かしら(現・2年生)を来年の新卒でバイトだけど雇用できるように頑張りたいところですが、ぶっちゃけた話来年の春にウチが廃業している可能性は大です。でも机上の空論や飲みの席でのビッグマウスにならないよう悔いなくやるしかありません。
今回は色んな想いを綴ったのでかなりの長文になっちゃって読む人も疲れてしまったのではないでしょうか。来週は木・日の更新休んでもいいよね(笑)
渋谷で働いていた頃に某特別支援学校からインターンの依頼がきてMちゃんという子がやってきました。Mちゃんは軽度の知能障害ですが、よほど勘の鈍い人でない限りは「しょうがいしゃ」と分かる子です。後にMちゃんは一緒に働く事になります。Mちゃんは教えた事はキチッとしないと気が済まない子であり、サラダの盛り付けなんかだとボクの方がMちゃんに怒られるくらい。大体言われるのは「汚いよキイロマン!」でした(笑)賄いも一緒に食べて時には一緒に電車で帰ったり(付いてくんな!と言われましたけど)
しょうがいを持つ子と共に仕事をしていく中で、いずれ独立したらしょうがいを持つ子達で店を作り上げたいと思うようになり、独立する前からしょうがいしゃを支援する団体などとも相談をし独立に至りました。しょうがいしゃがホールに出るイタリアン……こんな店どこにもないだろうし誰もやらないだろう…じゃあ自分で作る!独立するのは自分の我儘を押し通す為だけど、しょうがいしゃをスタッフとして…それも我儘の一つです。ちなみに開業資金を融資してもらう際に計画書を提出するんですが、そこにもしょうがいしゃを雇用する云々を書いてあります。
いきなりしょうがいしゃを雇っても店の運営がダメなら共倒れになり、職を得たしょうがいしゃにもまた厳しい職探しへ送り出さなければいけなくなります。なので3年くらいかけてじっくりと地盤を作らなければいけない。地盤の中には顧客も含まれます。いくら金を出してくれても、しょうがいしゃを蔑視するゲスな心の持ち主が常連になっても困る。ウチが全く宣伝もせずオープンして、オープンしてからも特に広告をうたないのもそれが大きなウエイトを占めます。寂れた商店街とはいえ駅近の立地で低価格なのですから、若いゴロツキが自分達の縄張り化してタムロされる可能性もあったので外にメニューも出さずに、入るのに勇気がいる店の雰囲気をあえて出しました。それが原因で未だに何屋だか分からないし、ウチから100mも離れていない家の方もウチを知らないという状況なのですが…その甲斐あってかかどうかは分かりませんがウチの常連さんは心の広い人ばかりで感謝につきます。
途中、大震災の影響もあり消費がガクンと冷え込んで当初の計画よりは1年遅れてしまいましたが、去年の初夏に某特別支援学校の学校公開に行きました。そこで進路指導の先生とお話をさせて頂いて「まずはウチで生徒さんのインターンをさせてほしい」と伝えました。月日が過ぎ年を跨いだ1月終わり頃に待ち望んでいたインターン依頼がきました。そして冒頭のインターンを先日行ったのです。
普段のランチは暇な事が多すぎるのでインターンするにも仕事がなきゃ意味がない。ってことである程度お客さんが来るように近隣の方・友人・しょうがいしゃの娘さんをもつお母さん等に事情を説明して協力を仰ぐ事に。あらかじめ料理内容を伝えておき台本通りに料理を注文するといった段取り。
当日昼前にインターンの生徒さんと引率の先生が来店。生徒さんは見た目は今時の女子高生と何ら変わらないが読み書きは苦手。今までのインターン歴だとファミレスやパン屋さんに行った事もあるのだがあくまでも裏方作業。今回の様なお客さんの前に出るというのは初めて、というか学校全体でも初めてだそう。
ところでウチをご利用頂いている方なら気付いている人もいると思いますが、ウチのテーブル(ホールのね)はカラーテーマで区別しています。赤・青・緑の3色だけだけどテーブル上の小物や灰皿などで色を設定している。さらにはソフトドリンクのカップもテーブル色に対応したものを用意している。これはしょうがいしゃが料理などを運ぶ時に「これは青テーブル」「これは赤テーブル」というように簡単に識別できるようにする為。番号よりは色の方が分かりやすいと思ってオープン時からやっているんです。今回は2種のランチプレートを注文してもらうように段取りましたがプレートも3色のプレートを用意してあります。つまり青プレートの料理は青テーブルとすることで自分にも働くしょうがいしゃ(予定)にも負担が無いシステムにしてるんです。少なくとも4年半前のオープン前からこのシステムは考えてありました。
そうしてインターンが終わり生徒さんに「どう?もう一回やってみる?」と訪ねましたが、やはり裏方作業の方がいいみたい。ボクが料理を作っている時はジッと見てたから作る方が好きなんだろうな、こればっかりはしょうがありません。でも人と接する事が大好きなしょうがいしゃもいますし、特別支援学校さんには「これからもインターンさせてほしい」とお願いしました。その中でウチの希望にピッタリな子が現れれば何とかその子を雇用したいし、しょうがいしゃをウチのような業態で雇用する事でしょうがいしゃの子を持つ親御さんも親子揃って外食することができるようになる。それもいいかげんでない、ちゃんとしたイタリア料理を楽しむ事が出来る。今回の子に話を聞くとイタリアンが好きだけど外に食べに行った事が無いんだそう。親御さんもやはり引け目や周囲の目は気になるはずです。そんな悩みもウチなら解決できます。
来店依頼した方の中でしょうがいしゃの子を持つお母さんが2人来てくれました。うち一人は子供と一緒です。今回の子と先生にも賄いという形でウチの料理を食べて頂きましたが生徒さんも子供も「美味しい」と残さず全部食べてくれました。聞けば「普段の給食は半分くらいしか食べないのに」とのこと。健常者に比べれば感情が表に出てこない子達でも素直に「美味しい!」といって食べてくれる。これだけで今回のインターンは成功ですよ。料理で飯を喰うのはどんなにカッコつけたって欲望商売であり水商売なんです。欲望商売でもチッポケでも社会貢献できたかなと思った瞬間でした。
しょうがいしゃが客前にでるのは日本では異例ですが北欧では当たり前だったりします。社会全体がしょうがいしゃを温かく迎えている人間性の表れであり素晴らしい社会です。サービス王国・日本ではしょうがいしゃが料理を運んでくることやレジ打ちすることに嫌悪感を抱く心無い人もいるでしょう。大震災で世界中から称賛を浴びた日本人ではありますがネットの掲示板を見ればしょうがいしゃを蔑視する書き込みも多く吐き気をもよおすほど。なぜコイツらは五体満足・健常で生まれた事を当たり前と思えるんだろう。
自分をとりまく環境でしょうがいしゃと関わる事は意外に多い。それは知人が軽度のしょうがいしゃであったり、しょうがいしゃの子を持つ親御さんと知り合いだったり、親戚にもしょうがいしゃがいるし、Mちゃんと出会ったこともそうだし、常連さんで養護施設のお医者さんがいたり、友人がしょうがいしゃ団体へ寄附するためにノーギャラでチャリティー大会を開いたり、お客さんの娘さんが特別支援学校の先生になるべく国立大に合格したなど……人と人の出会いは運命で決められているってのがボクの持論。前述した人達と出会い再会したのも運命なら、しょうがいしゃと共に店を盛り上げていくのもボクの運命だと実感しています。
今、インターンを行っている生徒さんの誰かしら(現・2年生)を来年の新卒でバイトだけど雇用できるように頑張りたいところですが、ぶっちゃけた話来年の春にウチが廃業している可能性は大です。でも机上の空論や飲みの席でのビッグマウスにならないよう悔いなくやるしかありません。
今回は色んな想いを綴ったのでかなりの長文になっちゃって読む人も疲れてしまったのではないでしょうか。来週は木・日の更新休んでもいいよね(笑)