2013年08月12日

円安に困ってます……

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なんたらミクス効果か知りませんけれども輸出企業は好調…逆にいえば輸入企業はツラいわけですね。
我々洋食系飲食業界は様々な食材を輸入モノに頼っている訳でして、輸入コストが高まれば商品価格にも自ずと反映されてきます。

イタリアンで言えば勿論、ある程度の飲食材はイタリア輸入モノを使う訳ですが一番困っているのはチーズ系でしょうか……
何とイキナリ3割も上がりました!
流石に3割も上がったチーズを使う訳にはいきませんのでメーカー推奨の代替え商品で対応する事で何とかなるんですが厄介な事が他にもあります。

それは輸入コストが高騰する為、そもそも輸入しないというのが中々にクセモノ。
それほど売れない商品そのものや商品の原料だったりを輸入企業がストップしちゃうんですよね。
商売ですからしょうがないんだけど半年前に大々的なキャンペーンを張った商品が見切りをつけられて「こりゃイイね!」とグランドメニューにどかーんと載せたものが廃番にされたりするとメニューも作り直さなにゃならんので困ったものなのです。

最近は企業も新商品のアピールを他社との差を付ける為にあの手この手のキャンペーンを仕掛けるんですね。
例えば、酒類販売コーナーでモニターを駆使して商品アピールしたり、ピラミッドの如く積み上げて人目を惹きつける、グラス等をセットにして販売するなどなど。
企業側としては広告費で計上できるからバンバンやれるんだろうけど余りにも打ち上げ花火的商品が多い。
ハッキリ言わせてもらうと、色んなキャンペーンにカネ使うんなら販売数が落ち目になっても長い目で商品をラインナップさせといて欲しいんですよね。
キャンペーン張る商品は新しいジャンルを拡大する商品であることが大体でドカンと売れるか全く売れないかのどちらかであることが多い。
だから企業としてはコケる事は許されないから大金を投じて一大キャンペーンを打つ、でもかかったカネも相当な額だから過剰在庫を抱える前に次の手を打つ。
次の手というのは新商品でありここ何年かはそのスパイラルにハマり込んでいる状態(企業が)

一昔前だと新商品とかは仕入れの酒屋さんを通じてサンプルが届き試飲して気に入ったら仕入れるのが殆どだった。
しかし最近は一般消費者にも販売拡大する為メーカーが直接、PR活動するようになった。
だから「こんなの売れんのか?」と思ってしまう商品もメーカーから猛プッシュしてくるんですね。
その煽りを受けてウチのメニューでも廃番になった商品が3つ程あります。
ウチでもそれほど売れないものが世間で売れている事は考えにくく、やはり市場でも総スカンを喰らってたりする。

矢継ぎ早にキャンペーンを打つのは某・夢の国に任せとけばいいのです。
新商品もグラドルも芸人も生き残るのは一握り。
そう考えると飲食業における和食系の安定感は羨ましい……
何せ食材は殆ど国内で手に入るし円安でも円高でも影響をそんなに受けない。
まぁ粉モノ系(タコ焼き・お好み焼きなど)は大体輸入小麦ですからちょっと痛いけど原価の低さを考慮すれば輸入食材系の業界よりはまだマシなんじゃないかと。

食材費は上がる。
消費税も上がる。
色んな飲食店が青息吐息で頑張っています。
ウチもそうです。
消費税が上がるのを見越してか晩春辺りから閉店する飲食店が非常に多く感じています。
改革には痛みが伴うものですが、ともすれば我々の業界は痛みを甘んじて受ける事が避けられない業界であると言えます。



posted by 41 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ぼやき