2013年08月18日

プロとアマ

まるで戦場さながらと化した福知山花火大会。

このブログを綴っている時点で重体だった44歳女性の死亡が確認されました。
御冥福をお祈りいたします。

連日ニュースで流れているので原因等は大体知っていると思いますが、目撃者証言が確かであればスイッチを切らずに発電機へ店主が直接給油したところ引火して爆発。しかも店主は咥えタバコだったとの証言もあります。スイッチ切らずに原動機(エンジンなど)へ給油するなんてF1くらいのもんですよ。まぁそれも危険って事で数年前から廃止になりましたから。

ワタクシも先日、祭りに出店しましたから如何にこの店主が無知でいい加減なのかが分かります。前仕込みで商品は完成してますから現地で火を使うのは再加熱する時くらいでトータルすれば30分も火をつけていなかったんじゃないでしょうか。それでもガスボンベは火元からガス配管ホースの許す限り延ばしガスボンベ自体も日陰に置きボンベ自体が発熱するのを防いでいました。火元もガスバーナー周りには耐熱ホイルを貼り付けたスープ台を作りテント内に侵入しない限り火には一切触れる事の出来ない環境を作りました。

自分が過去に火事にあったからという事もありますが火には異常なまでに気を遣います。というより、火を使って商売するものを作るんですから極々当たり前のことなんですが、今回の様に祭りとなると飲食業に携わる事が無い人も臨時飲食業をすることになります。学祭などでも食中毒事故が起きたりしますがやはりアマチュア故に起き得る事故なのです。ウチが仮に祭りで何らかの事故を起こせばクアラントゥーノとしての看板を出している以上、店は閉店に追い込まれ家族共々遠い地方での生活を余儀なくされるでしょう。ですがその日だけのお祭りノリで祭りをしている地域に何の縁もなければ真剣度はガタ下がりなのは明白。

祭りは大体、出店者説明会があり消防署・保健所・警察署から「コレはいけません」などのレクチャーを受けますが学校の授業と同じで(?)まともに聞いてる人なんていやしません。ボクら飲食業は常に心がけてる事だから聞き流しても問題ないけど飲食に携わっていない人が話を聞いてないのは大問題。祭りに飲食店が出店するのは実は珍しい事なんです。利益が少なくて本業が最も稼げる週末に行われるわけですから商売してる方が利益が出るんです。しかし田舎になると話が違ってきてあきる野のようにこれといった特産品・観光地もないところでは祭りにゴッソリお客さんが流れます。本業よりも祭りの方が稼げるから祭りに出店するわけですね。

今回の様な事故が起きるとやはり、それはどこでも起こり得るものとなり規制がどんどん厳しくなってきます。無知なアマチュアが事故をおこしてワリを喰われるのは規則通りにちゃんと商売してた人間。食中毒の事例が新たに出れば出品可能品目はますます締めつけられ、火災事故がおきれば防災基準も上がり下手すれば来年の夏祭りではガス機器と発電機を使用した電子調理機の使用が認められない可能性もあります。

そうすると何も調理は出来ないじゃないかと思われるかもしれませんが祭りでは大概、電気機器を使用する場合は何W使用するかを申告することになっています。そして申告W数に応じた電力を配線・コンセントを通じ供給してもらえるのです。だからコンセントから電気を使う分には滅多に爆発することはありませんからそれに応じたものを出品する事が出来ます。只、昨今の節電背景もあるのであまりに多い電力使用は許可が降りません。そこで足りない電力は発電機でということになりますが今回の事故から発電機は使用できないことが予想されます。去年の夏祭り・産業祭・今年の夏祭りと3回の大きな祭りを経てようやく定着しかけたウチの「豚バラ肉のトマトソース煮込み」も出せなくなるかもしれません。そしてガス機器も駄目だとIH加熱機を用意せねばならずIH機器をレンタルする料金次第で祭りへの出店も検討しなければいけないかもしれません。11月初めの土日に行われる産業祭はどうなるでしょうか?年間通じて最も稼げる日なので何とかしてほしいです。例年であれば説明会が9月半ば頃にありますがどうなることでしょうか……
posted by 41 at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ぼやき