2014年02月02日

ホンモノのニセモノ

サザエさんの波平さん役である永井一郎さんがお亡くなりになりました。クールジャパンの象徴ともいえる日本のアニメは土壌でもあるマンガのクオリティが世界随一と言っても過言ではないので当然、その動画版(?)であるアニメが素晴らしいのは当たり前。そして最高の世界観をより高みに押し上げるのが声優さん。

しかし、ご長寿アニメの声優さんはほぼ御高齢なので「ドラえもん」のように声優さんを一新するなどしなければイメージを維持することが難しくなります。今回の永井さんがお亡くなりになるケースだと、とりあえずは代役を立てるしかありませんが必ずそこには厳しいバッシングが待ち受けています。

「ドラえもん」はこの先10年20年と続けるために、現在の物心が付き始めた子供たちにイメージを定着させるために根っからのファンを裏切らざるを得ない形になりましたが、伝統を継承させるには致し方ないでしょう。ボクだって今の「ドラえもん」を見ると(聞くと)クエスチョンだらけであって、ドラえもんの声は大山ノブヨ以外に考えられない。けど、アニメの世界では年齢を重ねなくても高齢になる声優さんの現実は変えられないわけでボイストレ云々で保てるものでもないのです。

ルパン役の山田康雄さんがお亡くなりになった時はモノマネ芸人の栗田貫一が代役をすることで急場は凌げたものの、どんなに似ててもやはり本物には勝てず色々と叩かれていました。ここで思うのは歌手のモノマネをする人は山ほどいるのにアニメ役のモノマネをする人が全然いないということ。美空ひばりのモノマネはひばりさんが亡くなってから25年を経ても色んな芸人さんがこなしてます。でも国民的アニメの役マネは殆ど表舞台に出てこないです。栗田貫一のようにいつの時代でもアニメ役マネをする人がいればホンモノまではいかなくても精巧なニセモノとして継承できるはずです。

偉大すぎるギタリストのジミ・ヘンドリックスは27歳という短い生涯でしたが、彼の「voodoo child」は後のロック系ギタリストが自分たちなりのアレンジを加えてライブやフェスなどでカバーしています。このようにアニメの声をカバーする芸人でも素人でも存在し続ければアニメファンを失望させることは無い筈。新しい世界を構築するのか精巧な贋作を目指すのかは我々の知る由ではありませんが、日本のアニメは世界中にファンがいるのですから、出来ることなら精巧な贋作でイメージを何十年先も継承していってほしいものです。

30年後のドラゴンボール・吾空の声はどんな感じになっているのかな…ドラゴンボールは永遠にリバイバルしてる気がするので。
posted by 41 at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ぼやき