2012年05月03日

凶器なクルマ

最近、クルマでの痛ましい事故が続いている‥‥。

登校中の小学生に突っ込む事件、高速バスの事件、新聞一面を賑わす事故が相次いでいる。
普段、何気なく走っているクルマも、一歩間違えれば殺人凶器になるのが認識できる。
いくらクルマが、高度成長期に比べて便利で安全になったとはいえ、人間が操作する以上は危険がついてまわる。

クルマ自体は、アルミ素材を使用することにより軽量化・防錆化ができ、各種エアバッグの装備により車内の安全性は格段に高くなった。
更にスーパーカー系でいえば、以前のブログでも綴りましたが、カーボンモノコックバスタブを使用することで、超高速域からクラッシュしても乗員は無事
http://quarantuno.sblo.jp/article/43780053.html

ここで、小学生の列にクルマが飛び込んだ事件を再考します。
突っ込まれた小学生は死傷者が多数なのに、突っ込んだ加害者はほぼ無傷。
これは衝撃を感知するとエアバッグが瞬時に膨らむから、クッションにより衝撃を吸収するので助かります。
最近のエアバッグは徹底していて、昔は運転席のみだったのが助手席・後部席、果てはドア内張りからのカーテンエアバッグと、車内の安全性は非常に高いです。
ボクが思うのは、この徹底したエアバッグ保護を、クルマ外面に付けられれば、尊い命を失わせる事は無かったんじゃないかと思う。
エアバッグが膨らむ仕組みは外部からの衝撃を伝えるセンサーが、光速で信号を送りエアバッグユニット内の爆薬(?)を点火させて、瞬時に膨らむようになっています。
シロウト考えで、これを単純にクルマ外面に付ければ(バンパー内)人にぶつかった瞬間にエアバッグが作動して、直接的なダメージは回避できる気がします。
ですが、外面に付けている以上、誰かがイタズラしてバンパーに石を投げてエアバッグを膨らませてしまう、みたいな事件は山ほど出てくるでしょう。
でも、それを何とか技術でうまいことできないものでしょうか?
モーターショーでも出展されてたけど、クルマの各種センサーの連携により、人や動物を認識して、事故を未然に防ぐように勝手にブレーキがかかるシステムが開発されてるくらいだから、何かしらのやり様があるのではないでしょうか。

外面エアバッグは相当にハードルが高いとしても、バンパーのデザインや材質を変更することでの、人へのダメージ軽減も期待できるのではないでしょうか。

バンパー内にはレインフォースという、衝撃を真っ向から受け止める鉄の棒状のものが装備されています。
電柱とか壁なんかにぶつかる際には、非常に助かるモノですが、人を撥ねてしまう時には、むしろ威力を倍増させてしまいます。
最新のクルマは分かんないけど、基本的にレインフォースがなくともバンパーは付けられるし、車検が通らない、ということもありません。
鉄の塊ですから、取れば軽量化にも繋がるので、取っちゃってるクルマ好きも多いですね、実際ボクもSW20(以前の愛車)では前後とも取っ払ってましたから。
バンパーの材質もウレタンに発泡スチロールで補強するのが一般的だけど、FRPだったらどうだろう?
ぶつかった際のバンパーは即ボロボロになり、交換コースとなるだろうが、人命が助かるのだったら安いものではないでしょうか?

デザイン面でも人へのダメージ軽減は期待できます。
最近は、軽でも普通でも1BOXタイプが販売の重要なカテゴリーとなっています。
ある程度の規格の中で、最大限に人・荷物を載せるとなれば、必然的に1BOX形状と答えは導かれます。
1BOXのポディは、基本は真四角なので、バンパー部分と路面とは垂直になります。
この形状だと、人を撥ねた時にクルマの衝突エネルギーを100%に近い形で与える事になり得ます。
これがボンネットが突きでていている形状のクルマなら、最初に人に当る部分は、およそ下半身部分。
その後に人を撥ね飛ばすようになるので、生存率は高くなる。
さらにバンパー形状が流線形状であれば、最初のぶつかる人体部分はおよそ、ふくらはぎあたりだから、より生存率が高くなる。

こんなに長々と、対人衝撃に綴るのは、実は過去にボク自身がクルマで人を撥ねた事があり、撥ねられた事もあるからです。
今はクルマを維持できる経済力がないから、自転車がメインだけど、自転車で何回も撥ねられそうになった事があります。
確かにクルマは簡単に運転できるように作られて、それはそれで技術の証ですが、ラクに運転出来るが故にケータイでメールを打ちながら運転してたり、果てはメイクしながら運転している人も見た事がある。
ATでDレンジに入れれば、ペダルに触れずとも勝手に動くから、それを過信して廻りが全く見えてないようだ。
よくあるのは、歩道を横切って車道に出る時・まっすぐの道から右左折する時に、停止線が後ろにあるにも関わらず、車道まで一気に出てくるパターンで、まるで歩行者がいるわけない、という感じで突っ込んでくる。
停止線があるのは、そこで停止しつつ徐行で走らなければ歩行者・自転車に危険だから停止線を引いているのに。
このパターンで、ボクは何度も撥ねられそうになったが、大概が運転手の方がビックリしていて、酷いヤツはボクを「何飛び出してんだ!」くらいの剣幕でこっちを睨む。

こんだけ語っといて何だが、警察の肩を持つ訳ではないけど、自動車事故数は年々減少している事実があります。
特に、登下校の生徒に突っ込んでしまう事件は、10年前に比べれば半数近くに減少しています。
高速バスの事件もそうだけど、連日にわたって一面で報道しなくたっていいんじゃないだろうか?
被災地の現状なんかは、報道特別番組でないかぎり大きく取り上げられなくなった。
別に、交通事故を軽視してるわけじゃないけど、もっともっと報道すべきことは、被災地に山ほどある。
大震災から1年経っても、まだ電気が復旧していない地域があるのに、どうしてそういうことは報道しないのだろう。
ちなみに今日の毎日新聞の一面は「ツアーバス運転手の現状」「携帯代金滞納155万件」「メンタルヘルス検査義務化?」だった。
未曾有の大震災を、わずか1年で風化させようとしている先兵はマスコミである。

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