先日の「行列が出来る法律相談所」にて、ゲストのミョーに気になる人特集で、究極の麺料理が取り上げられていた。
基本は蕎麦なのだが、イタリア料理の素材である「パルミジャーノ・レッジャーノ(以下PR)」を蕎麦にまぶして食するものだった。
正直、拍子抜けしたが、同じ料理人である以上は、あの蕎麦が単にPRをまぶしただけでの料理ではなく、PRに合わせた蕎麦を打っているのだろうと容易に推測できる。
単純且つ乱暴に言えば、蕎麦とパスタを融合させたものだ。
ワタクシも料理人の端くれ。
自分なりの究極麺を考えてみた。
発想は番組の麺料理の方向性を逆転しただけ。
つまり、パスタに蕎麦の味付けをぶつけてみたら、良い線いくんじゃないかと。
かなり前の話だけど、テレビで紹介されて連日行列の某蕎麦家さんで、変わり種蕎麦メニューでカルボナーラ蕎麦なるものがあった。
蕎麦に和風味付けのカルボナーラのタネを合わせてるんだけど、まぁ見事にお互いの悪いとこだけが残った蕎麦だった。
おそらく、店主はいい加減なカルボナーラしか食った事無いんだろうな。
少なくとも、ウチのカルボナーラ食ったら、あんなものをお客さんに出そうと思わないもん。
それを踏まえて、パスタの味付けを和風仕立てに。
かといって、巷に溢れてる和風スパを作るんじゃなくて、和を感じさせるスパゲッティを試作してみました。
完璧な塩加減と茹で加減で仕上げたスパは、バターとPRだけで立派な一品になり得るんですが、あまりに質素なので、やる店は殆ど無いです。
そのスパのように、それでいて和の味付けを融合させて、自分なりの究極、いや至高麺ができました。
ハイ、見事なまでに素っ気ないですね。
ボクのカメラの腕が悪いのもあるけど、全く写真映えしない。
味付けは、冷製スパの要領で塩味を効かせたスパを作り、それに醤油・白だし・PR・唐辛子を混ぜて調整。
自分なりに、よく出来た至高麺だけど、お客さんからしたら、色も具もなーんもないスパに金払ってくれるのかな。
とりあえず、今回のブログ読んで、食べてみたいと思うお客さんがいらっしゃいましたら、声かけてください。
美味しいことは美味しいですから(と思う)
2012年08月19日
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