2013年11月24日

臨時休業のお知らせ

前々回のブログで大島ボランティア活動記を綴ると書きましたが、もうちと延ばさせて下さい。
理由は明日のディナーから水曜まで臨時休業を頂き(水曜は定休)もう一回、大島へボラ作業に行ってきます。
今月一杯でボランティアも収束するという情報が入ってきたので、前回のボラ作業で気持ち的に中途半端な感じを納得させたいんです。
正直、売上もままならない状況で店を休業してる場合じゃないんですけども

「やらぬ善よりやる偽善」


この気持ちでほんの僅かでもあきる野市と友好都市である大島の手助けをしてきます。
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2013年11月21日

沈静化の兆し?

綴っている11月21日はボジョレーの解禁日です。
以前のブログにボジョレーでバカ騒ぎする愚かな人々を綴りましたが
http://quarantuno.sblo.jp/article/41713623.html
去年、そして今年とそれほど騒がれなくなった気がします。
ワタシの訴えがようやく届いたのか(?)それともネットで簡単に情報が入る情報化社会故に、自分達の過ちに気付いたのかは分かりませんが、非常に良い傾向だと思います。

ちゃんとした店であればボジョレーは出さないし需要はどんどん減っていくはずとは思うんですが、酒屋さんのノルマは上がり続けているそうです。
結局、ブームを仕掛けた企業なり団体なりが自分達の作戦を否定されたくないから無理やりにでも売りつけてブームを消えないように仕立ててるんじゃないでしょうか。

最近はメーカーが様々な新商品を猛プッシュして売れなきゃサッと見切りをつける。この連鎖がここ何年かつづいたのもあってボジョレーも「そろそろ終わりだろう」みたいな空気になってるんじゃないですかね。昨年よりは営業がかかってないようです。

しかし、日付が変わっても営業する飲食店(飲み屋)にとっては売上アップの良いツールなのではないでしょうか。解禁日の日付が時間では無く日で決まっているから20日の夜0時過ぎに提供出来る。すると、カウントダウンよろしく「ボジョレー解禁だから店来てよ」と実に巧妙な呼び込みが出来るのです。そして解禁日は大体が平日だったりするので少ない平日売り上げをカバーできるんですね。

以前に告知しましたが当店は来年からディナー営業のみ(火〜土)となります。来年の解禁日は金曜日なので木曜の深夜に解禁で「解禁に合わせて行くから入れといて」ということもあり得るんです。別にウチは拒否はしないけど「入れといて」と言ったにも関わらず来ないのが困る。ボジョレーが売れるのは解禁日から週末にかけてで週をまたいだらまず売れません。料理用に消化するにはボジョレーは高いのでホントに売れる本数だけ仕入れたいんです。
というか来年の解禁日までウチが存在してるのか分かりませんが……
消費税も来春から上がるので「一寸先は闇」とまではいきませんが「2カ月先は闇」くらいの感覚です。
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2013年11月14日

大島にて……

産業祭が終わった翌日から水曜日まで臨時休業をとり、あきる野市の友好都市である大島へボランティア作業に行ってまいりました。
大島には自分が所属している「青年会議所(JCI)」の駐留している同志がいることもあり、車を使い一般ボランティアの方達が行けない場所なども見る事が出来ました。

今回はとりあえず画像だけ載せます。



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次回に現地での実情や作業日誌などを綴ります。



posted by 41 at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 休日ぶらり

2013年11月07日

産業祭のお知らせ

今週、土・日は店の営業をお休みして「あきる野産業祭」に出店致します。

出品内容は去年の夏祭りから継続して出している「豚バラのトマトソース煮込み」です。
お値段は300g強でワンコインの500円!
すんごく利益は薄いんです!
なので皆さん、一人ひとつと言わずにまとめ買いしてください(笑)
お持ち帰り前提で容器も大量に用意してますので。

今までは生ビールも売り出してたんですけど今回は止めて他のものを売ります。
店でも出しているジュースのマンゴー・アサイー・グアバを100円。
それと普段は不定期に売りだしている「オリーブのEXオリーブ油漬け(1000円)」を数量は少数限定ですが(多分20個くらい)

そして最後に目玉商品として飛騨高山のチーズ工房「トリデンテ」さんのモッツァレラ(650円)を数量限定で販売します。
このモッツァレラはfacebook友人から紹介頂いたもので、まるでヨーグルトのような風味の素晴らしいモッツァレラなのです。

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このモッツァレラさえあればお家で簡単にとても美味しいカプレーゼが作れますよ〜♫
単純に塩・黒コショウ・EXオリーブ油だけでもとっても美味しい。
値はそれなりにしますが、ワタクシが絶対の自信をもってオススメできる商品です。

ではではみなさん、産業祭会場でぜひともウチの商品を買ってってくださ〜い。
お土産・おすそわけにも最適ですよん。
よろしくおねがいしま〜す。
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2013年11月04日

定休日・営業時間変更のお知らせ

来年度からの変更なのでいささか勇み足ではございますが、年度末になるとワタシもみなさんもバタバタ慌ただしくなってきますので早いに越した事は無いと思いお知らせ致します。

まず定休日は現在の水曜日から

月曜日

(祝日の場合は祝日タイムで営業)




営業時間はランチ・ディナーの2部制だったものを、ディナーだけにします。
ですが、ディナーの営業時間を延長し現在の営業時間数と変わらない時間にシフトさせます。

現在  ランチ 11:30〜14:00
    ディナー17:30〜23:00

来年度から

火・水・木・金・土

18:00〜2:00

(ラストオーダーは1:00)

祝日
12:00〜22:00
(ラストオーダー21:00)



注意点なのですが平日(土含む)の23時以降の清算は深夜料金として10%を頂きます。
そしてアルコール類の提供は24:00で終了となります。

今後ともよろしくお願い致します。


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2013年10月28日

大乗(だいじょう)ミーティング

日曜日に跳ね馬オーナーのお誘いを頂き「大乗フェラーリミーティング」に行ってきました〜♫
営業は……昼だけブッチしちゃいました。
いや、ボクの言い分を聞いて下さいよ!あきる野の街中では滅多に見る事の無いフェラーリが集結するんですよ!漢(おとこ)なら行くべきでしょう!!

てことでやって来たのは横浜の大磯ロングビーチ駐車場。

いやぁ〜絶景かな。
開始時間より40分ほど遅れて入場した時点で視界に収まりきらないくらいのフェラーリがおりマッスル!


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およそ200台以上はいましたかね。時価総額は10億以上いくでしょうね……


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レストハウスから臨む海……
そして今回のミーティングではジュース類(温・冷)が無料!流石は跳ね馬大集会、太っ腹(?)


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何台かのフェラーリが加速音を響かせるイベントもありました(0−100くらいかな)
何気に一番シビれる音を奏でていたのが意外にも348。社外マフラーのマッチングもありますが普段からキッチリ踏んでいるからではないでしょうか(憶測)


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前回のブログで綴った「ケーニッヒ・ウイング」を付けている348がいました。


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今回の一等賞の360モデナ。2色のラッピングに各所にスワロフスキー埋め込み。室内の至る所にもスワロが埋め込まれていました。これからディアブロみたいなドレスアップがモデナにも波及していくのでしょうか。


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珍しい2+2フェラーリの456GT。フロントフェンダーのエア抜き経路をスワロでドレスアップしていました。


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これも猛牛派がよくやるドレスアップですね。猛牛のかわりに跳ね馬がプリント(貼り付け)されています。


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中々見ないカリフォルニア。オーナーさんは女性でした(しかも綺麗な人)


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赤のように見えますがオレンジの360モデナ・スパイダー。オールペンかな?


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技ありラッピングの458イタリア。ボディカラーは黒ですがさり気なくマットブラックとカーボンのラッピングが部分ごとに施されています。さらに白のストライプとイタリアンストライプも全体を引き締めてました。


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6本だしマフラーのマラネロ。ワンオフマフラーでしょうか?もしくはテール部を加工したのかな?


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これまた珍しい2+2のFF。オーナーさんの話を盗み聞きするとベンツSLくらい非常に乗りやすいそうな。


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珍しい色のF355。あずき色メタリックみたいな感じですが純正色です。


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痛車の波は遂にフェラーリにまで!


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フェラーリが主役なのでキング・オブ・スーパーカーのカウンタックも今回は脇の駐車スペース。それでも常に人だかり。ポップアップドアはもちろん上げっぱなしでバックで淹れる際は伝統芸能「カウンタック・リバース」でした。


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マクラーレンMP4−12Cとガヤルド。MP4は斜め上に跳ねあがるスイングアップ・ドア。やはり乗り降りするときのドア上げ下げ時は人だかり。


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ディアブロほど紫が似合う車は無い。かつてジャミロクワイもコスミックガールのPVで乗っていた色。後継車種であるムルシェラゴ、アヴェンタドールにも紫の設定はあります。


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カウンタックやMP4−12Cでさえ脇スペースなのに何故か500(チンクェチェント)はフェラーリと同じ扱い(笑)このチンクにも人だかりが多かったなぁ。


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ポツンと寂しそうに脇スペースに停まっていた964スピードスター。これも結構、希少車なんですけどね。


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お誘い頂いた跳ね馬さんたちと当店駐車場でパチリ。その後、当店の食事でお誘いいただいたお礼を。


そして今回驚いたのが、フェラーリの台数もさることながら360モデナが非常に多くて参加車の1/3はいたんじゃないかな。あと画像を見て「おや?」と思った方がいるかもしれません。そうです、スペチアーレが殆どいなかったんです。フェラーリのスペチアーレ系はいわゆる限定車で288GTO・F40・F50・エンツォフェラーリ。他にはレジェンド系でディーノ・512BB(365BB)・クラシックフェラーリなどが参加しておらず、これにはオトナの裏事情があるようです。ここでは綴るのは自粛しますので真相を知りたい方は店でお話します。








2013年10月24日

ウイングマン(3)

さあさあ、スーパーカー編です。

スーパーカーにはド派手なリアウイング!……なんてイメージがあるかもしれませんが、流麗なシルエットを崩さない為にリアウイングのない車が多かったりします。
その中でも80年代に流行ったのがコチラ。

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装着されている車種はテスタロッサですが、これは一世を風靡したスーパーカー系ハードエンジンチューナーであるビリー・ケーニッヒ氏率いる「ケーニッヒ・スペシャルズ」(以下KS)のリアウイング。
KSでは80年代にテスタ・328・348・ディアブロ・ベンツSLなどのスーパーカーをワイドボディにしてエンジンはツインターボでチューニング。テスタなどは80年代にも関わらず1000psなんてトンデモないパワーを叩きだしていて、スーパーカーコレクターでもおいそれと手の出せないシロモノだったのです。画像のリアウイングをKSコンプリートカーに装着しているのをコピー品などで真似しだしたのですが、着けていたのはスーパーカー系よりはヤン車が多かった(笑)学生時代のバイト先でも先輩が20ソアラに着けてましたね。


次にアーチ型巨大ウイング。
これぞスーパーカーと言わんばかりの存在感でして、ボディ幅とウイング幅が同寸法という国産車の後付けなどでは真似できないウイング。そりゃそうですよ、ウイングとボディが一体でトランク無しという前提で無いと出来ません。国産ではZ32がいい線いけてましたかね。リアゲートがボディ幅とほぼ同じで基礎ボディと別離してますから、ゲート全体が持ち上がる構造なんですよね。80スープラやFD3Sはボディ剛性を確保する為、リアウインドウ+αが持ち上がる構造でした。
このアーチ型はバブル真っ只中にフェラーリF40で有名になり、現在のスーパーカーでも採用されています。しかし悲しいかな、ウイングにかかるダウンフォースとしては主流のGTウイングに分があるので、ロードバージョンではアーチ型、サーキットバージョンではGTウイングだったりするんですね。見た目のカッコよさなら断然アーチ型ですかね。
主なアーチ型リアウイングを装備した車↓

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フェラーリF40


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ケーニッヒF48(348ベース)


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フェラーリF50


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ケーニッヒ・コンペティション(1000psテスタ)


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マセラティMC12



続きましてはボディ一デザイン一体型リアウイング。
これはデザイナーさんの感性なのか、派手なウイングを付けたくないという気持ちの表れなのか。一体感はありますが迫力という点ではアーチ型に敵わない。
ボディーデザイン一体型リアウイングの主な車種↓


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ホンダNSX


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ポルシェ959


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ポルシェ・カレラGT


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ポルシェ・918スパイダー


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ロータス・エヴォーラ


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ジャグワーXJ220



そして最近の圧倒的主流はリアウイング無し。しかしウイングの代わりにアンダーディフューザーを採用するようになりました。もともとはレーシングカーでの空力学でしたが一般公道車でも採用されるようになってきました。リアウイングで車体を路面に押し付けるより、ボディ下面をフラットにして各種ダクトで前部からの空気を整流する方がアドバンテージがあります。しかし完全にウイング無しではなく一定の速度からウイングがせり出してくるようになっています。もともとは964型911が採用していたんですけどね。ちょっと前までは単純にフラップが出てくるデザイン性の無いものでしたが、最新スーパーカーはここらへんにもデザインと性能を両立させたウイングを装着してきました。


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ランボルギーニ・アヴェンタドール


テールランプ上部分全体が持ち上がりバットマンウイングのようです。


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ラ・フェラーリ


こちらは持ち上がるのではなく角度が上がる形で普段は水平です。前述したポルシェ918スパイダーも同じタイプ。


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マクラーレンP1


これもテールランプ上部が持ち上がる形ですがウイングがお椀のように中心部がえぐれていて、えぐれ部分に空気を当てる事で大幅なダウンフォースを稼いでるようです。マクラーレンのプレスリリースでは250km時に600kgのダウンフォースが掛るらしくまさにF1直系ともいえる機能パーツ。仮に20kg/mmのスプリングをリアサスに組み込んでいれば超単純計算で600kgのダウンフォースを受けると車高が3cm下がる事になりますね。


スーパーカーは唯一無二の存在でもあるのでリアウイングもその車種にしかないデザインのものが多く見られます。


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キング・オブ・スーパーカーの呼び声も高いカウンタック。このリアウイングはスーパーカーブームの当時はスゲェ!と思ったけど、今見るとどう考えても空力効果が期待できるデザインではありませんね。だって3DGTウイングとデザインが前後反対なんだもん(笑)むしろ浮いちゃうんじゃないかな。でもカウンタックはキングですから速さは二の次。カッコイイから良いんです。


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パガーニ・ゾンダ


小型のウイングが左右に付いていてウイングの無い真ん中からはエンジン熱を排出する排気路になっています。このゾンダのサーキットバージョンではやはり1枚羽のGTウイングになっています。2つのウイングそれぞれが角度調整できてメインウイング後端にはガーニーフラップもついていますね。


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フェラーリFXX


エンツォ・フェラーリのサーキット・バージョンですがゾンダのような2分割小型ウイングが装着されています。FXXに関してはアップデート版でもGTウイングへの変更はなし。まぁ元々サーキット専用車なので。仮りの話ですが日本の車検ではこのウイングは確実に通りません。だってボディよりもウイングがはみ出てるんだから。


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フェラーリ599XX


12気筒FRフェラーリ・599GTBフィオラノのサーキットバージョン。ハッチ部分から角の様にニョキッと出ているウイングが確認できるでしょうか。厳密に言えばリアウイングではなくルーフウイングでもなくピラーウイングですかね。(キャビン部の横から見た柱部分をピラーと言う。)
これのアップデート版ともいえる599XX・EVOではピラーウイングは無くなり巨大なリアウイングが装着されました↓

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そして最後に今、最も進化したリアウイングは‥‥(個人的に)

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これは反則技ですがロードバージョンも存在しないプロトタイプ・レーシングカー。ル・マンとかでビュンビュン走っているヤツですが、それのトヨタTS030(LMP1クラス)。通称トリプル・リアウイングでライバルのアウディ側から「あれはレギュレーションに反してる」と言わしめた程。まぁ結局は違反でなくアウディも真似する事になりますが。
キャビンから伸びるセンターウイング(トサカまたはモヒカン)に繋がる形でセンターウイングがあり、センターウイングをサポートするのがアンダーディフューザーの左右から伸びるサブウイングと、エライことになっています。これを超えるリアウイングは生まれてくるのでしょうか。










2013年10月20日

ウイングマン(2)

一回、間を挟んでしまいましたが今回はスーパーカー編。
と言いたいところですが、ボリュームが相当数になるので今回はポルシェ編にします。ポルシェ編とうよりは911編ですね。928・944・968は普通のリアウイングなので。リアエンジン・レイアウト故にリアウイングも独特の進化を遂げてきました。


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930型のターボから採用されたリアウイング。形状的にはリアスポイラーと呼ぶべきかもしれませんがリアウイングで統一します。ダックテールがアイコンだった911のリアビューをガラッと変えたウイングで、デビュー当時の40年近く前は「100m先でも分かる」と言われてたそうな。


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964型のカレラRS3.8から登場したウイング。930ターボのウイングに門型ウイングを合体させた形状。通称「RSウイング」ですが3.6のカレラRSはナローウイング(速度感応型)です。チューニングパーツではセンターウイングをカーボン製にしたり、エクステンションプレートでセンターウイングをハイマウントしたり。


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993型GT2から採用されたウイング。形状はRSウイングを踏襲していますが前部左右にダクトが設けられているのがポイント。これはウイングの中に大型インタークーラーが収まっていてフレッシュエアーをインタークーラーに導く為です。導風ダクトが付くリアウイングは車種問わずおそらくこれのみ。


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996型GT3に採用された通称「ブーメランウイング」で非常に複雑な形状をしています。画像の様に斜めから見ると一番、ウイングの造形が掴みやすい。真横から見ると普通にしか見えないから不思議。すごくカッコイイんですけど、このウイングは同じGT3でも後期型になると割と普通なウイングになってしまいます。後期型を買ってわざわざ前期型のブーメランウイングにつけ直すオーナーもいます。モデルチェンジした997型でもブーメランウイングは再登場しますが、やはり後期型は普通の形状になってしまいます。最終911である991型のGT3ではというと最初から普通形状。もしかしたら逆パターンで最後期型で復活するかな?


日本独自の911チューニングスタイルである「ラウ・ヴェルト仕様」ではリアウイングもスーパーワイドボディに負けず凄い事になっています。

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前述したGT2ウイングのセンター部をハイマウント化し更にセンターウイングを3DGTウイングに変更してエライことになっちゃってます。


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そして「ラウ・ヴェルト」最新トレンドであるロイヤル・ワイドボディ(ラウ・ヴェルトワイドボディより更にワイド)にはこんなウイングが。
先程と同じくGT2ウイングのセンター部を変更していますがリアバンパー最後端よりも後ろにプレートが伸びています。さすがに3Dウイングはマウントしなかったみたいですね。


ポルシェには959・カレラGT・918スパイダーもありますがソチラは次回のスーパーカー編でご紹介します。

2013年10月17日

パーティルームのご利用について

突然ですが、当店のウリの一つであるお座敷個室を御予約限定とすることにしました。
個室の壁自体は居抜きで入った当時からあるものですが、お座敷にしたのはウチからです。
それは当店が「小さなお子様連れでも気兼ねなく利用できる」をモットーに新規に造成したのです。
今までは極端な話「母1人子1人」でもお子様連れの場合、予約なしでも空いていれば優先的にご案内してましたが予約制にします。
何故かと言うと、あまりにマナーのなっていないお子様連れが見受けられるようになってきて、母子X2と言った場合でも部屋全部を掃除しなきゃいけないくらい散らかし、特に後片付けもせず退店という方が残念ながら増えてきました。
しきり板で半分だけ使用するようにしていても、奥にあるクッションを一言も断りなく使って放置(人数分の座椅子があるにも関わらず)されたりして部屋全体が自分達の物のように扱われて悲しくなってきます。なにが悲しいって、それを人の親が悪びれも無くする事が悲しい。少なくとも自分が子供の頃にそんなことすりゃ父に引っ叩かれてました。

開店当初から御利用頂いている方は個室を使う時には事前に連絡を頂けるので良いんですが、予約or連絡なしで個室を使う方に前述したような件は明らかに多いです。

お子さん用にと置いてある遊具なども明らかに持ち去りが増えている。奥には黒ひげ危機一髪が二つあるんですけど(マツコDX仕様と合コン仕様)黒ひげがひとつ消えました。樽(のスリット)に刺す剣もそれぞれのセットでは最後までさしきれないほど無くなっている。

お子様連れ用にと設えた個室がマナーのないお子様連れによって気軽に利用できなくなるのが何ともやりきれない気持ちでいっぱいですがご了承くださいませ。

定期的に御利用頂いている方は今まで通りに使って頂いて構いません。連絡の電話も来店10分前とかでいいんです。

文面の大方がグチになってしまいましたが、これからも当店を御利用下さいませ。
posted by 41 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 最新情報

2013年10月13日

ウイングマン

今日はクルマの羽のお話。
「羽」とはウイングで普通に考えれば、クルマのウイングは後ろに付いているので羽=リアウイング。そこで国産車におけるリアウイングの移り変わりを見てみましょう。



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通称「板ッパネ」。国産車のリアウイングはここから始まったとも言えます。ハコスカ世代のクルマでトランクのあるタイプ(ハコスカ・510ブル・27レビン等々)に殆どといっていいくらい装着されています。


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通称「TRDタイプ」。初代ハチロクの3Drハッチバック用のもの。もともとはTRDがワークス用に作ったものですが様々なコピー品で溢れるほどに人気でした。ハチロク以降もFC3S(RXー7)や180SXのチューニングカー用に各社・各ショップがリデザインして発売していました。意外にトランクタイプの車種も発売されてドリフト車(当時)に好まれて装着されてました。


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平成元年に衝撃デビューを果たしたR32GTーR。今でこそ普通に見えますが出た当時はデカく感じたものです。画像ではニスモ製のトランクスポイラーが装着されています。トランクがフラットなタイプは車種問わず似合っていたのでシルビア(S13)をはじめとする数多くのスポーツカー用に発売されました。意外にハッチバックとのマッチングも悪くなく万能デザインだったりします。


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バブル真っ只中のF40を彷彿とさせるようなアーチ型のビッグウィング。平成4年デビューの80スープラ純正ですが純正とは思えないほどの大きさで当時のトヨタがこんなの出すとは思いもしませんでした。流線型ボディに合わせたデザインなのでFD3S(RX−7)用に類似品がかなり出ていました。後期型GTOやシボレー・カマロなどにも純正採用されていました。

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32Rデビューの僅か5年後にデビューした33R。80スープラほどではありませんが大きなウイングで逆アーチ型に角度可変メインウイングの2ピース構成。この頃からアフターパーツでもメインウイングをFRP製かカーボン製かをチョイスできるようになりました(価格も違うけど)後のランエボVやGDインプレッサ、02NSX−Rなど。さらに角度可変部のプレートを縦に延長してメインアーチより幅広なメインウイングを装着するバトル仕様リアウイングへのグレードアップなど、様々な可能性を秘めた形状のウイングでもありました。


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何年か前から純正品ではありませんが「GTウイング」と呼ばれる性能重視の汎用リアウイングがアフターパーツ業界に発売されるようになりました。これは市販車ベースのGT選手権で使われていたウイングを市販用にアレンジ(グレードダウン)して取付ステーによってほとんどの車種に設定できたのが大きなポイント。ミニバン用もあるくらいです。この頃からアフターパーツ業界でもレースの世界では当たり前の「ドライカーボン」が設定されるようになりました。車にあわせてデザインされたものではないので「このクルマに似合う」というものがありません。どんなクルマにつけても違和感アリアリで、ボディ幅ギリギリのウイングを取りつけるクルマが多くなり車検でのリアウイングに対しての目が一気に厳しくなりました。


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GTウイングがストリートで流行り始めた頃にはモータースポーツフィールドで次のトレンドウイングが採用されてきました。バナナウイングとか3D・GTウイングなど色んな呼称があります。GTウイングが直線で構成されているのに対しこちらは3次元デザイン。純正品では流石に設定されませんがメーカーワークス(TRD・ニスモ・マツダスピード・無限・STI・ラリーアート)が純正オプションとして幅狭にリデザインしたものが設定されています。アフターパーツ業界ではこのタイプの2枚羽バージョンやローマウントタイプ、ポルシェ911RSウイングの上部にドッキングしたりなど色々なアプローチで発売されています。


国内では残念ながら新型のスポーツカーも数少なくなり目新しいデザインはありません。
次回はスーパーカー編リアウイングで……